草花は二酸化炭素を吸って酸素をだすのだ!

お店のブログに居酒屋・飲食に関係のないような記事ばかり書いてるとSEOにはよろしくないのだが、
お店の水槽がいい感じなので熱帯魚ネタ行きま〜す。

ナナちゃん

ただの水草のアップ画像ですが、侮るなかれ!
中心部あたりからチュルルル〜と、泡が出ております。
これ、水草が光合成しているのですが、水槽内で気泡が出るほどの光合成をさせるのはなかなか難しいのです。(水草マニアは除く)
光合成って懐かしいですね〜中学校で習いましたね〜(笑)
草花は、二酸化炭素を取り込んで酸素を放出する動物とは異なる呼吸をしているのですが、視覚的に光合成を観察できるのは水草水槽の醍醐味です。
以前は設備や水草にせっせと投資してバカスカバカスカ酸素を吐き出させて喜んでたのですが、あまり強制的に光合成させると尋常じゃないほど草が伸びます・・
ここ数年は放置プレイで水草たちもひっそりと暮らしていましたが、最近また水槽の手入れをしたところ復活してきたようです。
水草水槽での光合成の難点はまず光量です、ライトを照らして人間の視覚的にはキラキラ見えても、自然界の太陽光に比べれば遠く及びません。
標準で設置されているライトは鑑賞用なので、もったいないけど全て取り外して水草用のライトに付け替えます。(泣きながら・・)
光量もあればあるほど彼らは喜びますので、照明自体も増設します。
1200水槽で8本ぐらい必要です…これも号泣しながら買い足しに行きます。
お次は二酸化炭素の注入です。
近年、自然破壊やオゾン層破壊などの問題で悪者扱いされている二酸化炭素なのですが、水槽内の水はこなれてくると水草にとって二酸化炭素の量が不足してきますので、人工的に水の中に二酸化炭素を溶かし込んでやらないといけません。
わざわざ液化炭素ガスを注入するわけですが、この点については疑問と矛盾を感じる方も多いようです。
酸素を作り出すために二酸化炭素を買ってまで水に溶かし込み、大量のライトで視覚的には必要のない光量を照射し続ける・・
全くエコでも環境保護でもなく、ただの自己満足の極致です。
電気代も設備費もクソ喰らえ!環境保護にはならないが、熱帯魚屋さんと経済には貢献しているぞ!
くらいの覚悟がなくては水草に手を出してはいけません。

ガスの注入器具とガス自体も結構高額ですが、ここでプチ自慢です!
浪花の水槽はガス代が無料なのです。
器具を改造して生ビールのボンベに繋いでます。熱帯魚用のガスなら一ヶ月程度のところが、生ビールの10キロボンベなら軽く1年は持ちます、、居酒屋の特権です。

ガス出し放題なのですが、出しすぎると魚達が酸欠になります。
夜中にライトを消した時にもガスを出しっぱなしにしていると酸欠になります。
真夏に水流のない池でフナが水面でパクパクしているのは酸欠状態なのです。
魚はまだ水面に上がれますが、エビなどは致命傷になりますので注意が必要です。
不注意で酸欠状態に陥った場合には浄水の水道水かカルキ抜きをした水道水で多めの水替えをするのが効果的です。
水道水には酸素も二酸化炭素も大量に含まれているので、人間でいうなら新鮮な空気を取り入れることができます。
ただ水替えをあまり頻繁に行うと、せっかく増殖したバクテリアの減少や水質の変化を起こしますので、手の入れすぎは魚を弱らせる原因になります。

あとは水温がポイントです。水草はやや低温が好きなので、魚には寒過ぎず水草には暑過ぎずな温度調整が必要です。なので、高温を好む魚との共存は適しません。

ボコボコ気泡が見たい時は、まずライトをつけてから水道水で水替え(1/4〜1/3)して、照明を点灯させて低めの温度設定で4.5時間待つとファンタステックな光景を楽しめます。
ただ熱帯魚にとっては極寒の世界ですので動きが鈍いです。

こんな人間のエゴ全開な水草水槽をあなたも挑戦してみませんか?


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最終更新日 H24/10/21
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